米ジョージア州で妊娠6週以降の中絶禁止、州最高裁が差し止め解除
ロイター / 2024年10月8日 10時45分
10月7日、米南部ジョージア州最高裁は、妊娠約6週より後のほぼ全ての人工妊娠中絶を禁止する州法を差し止めた下級審の判決を巡り、州政府による上訴を審理する間、効力を復活させる判断を示した。写真は中絶の権利を求めるデモの参加者ら。2022年5月、同州アトランタで撮影(2024年 ロイター/Alyssa Pointer)
Brendan Pierson
[7日 ロイター] - 米南部ジョージア州最高裁は7日、妊娠約6週より後のほぼ全ての人工妊娠中絶を禁止する州法を差し止めた下級審の判決を巡り、州政府による上訴を審理する間、効力を復活させる判断を示した。
同法を巡っては、生殖に関する権利擁護に取り組む団体が異議を唱えて提訴。フルトン郡裁判所は9月30日、州憲法が保障するプライバシーと自由の権利を侵害するとして同法を差し止める判決を下していた。
同法は妊娠6週目ごろとされる胎児の心拍確認後のほぼ全ての中絶を禁止する内容。妊娠6週前後は多くの女性が妊娠にまだ気づかない時期とされる。
2019年に可決されたが、22年に連邦最高裁が全米で中絶の権利を保障してきた「ロー対ウェイド」判決を覆すまで発効しなかった。
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