アブダビ投資庁、印グジャラート州の経済特区で業務開始

アラブ首長国連邦政府は７日、アブダビ投資庁（ＡＤＩＡ）が、インド西部の経済特区、グジャラート国際金融テックシティー（ＧＩＦＴシティー）で業務を開始したと発表した。写真はＧＩＦＴシティーで２０２３年１２月に撮影（２０２４年　ロイター／Amit Dave）

[ベンガルール ７日 ロイター] - アラブ首長国連邦（ＵＡＥ）政府は７日、同国最大の政府系ファンドであるアブダビ投資庁（ＡＤＩＡ）が、インド西部グジャラート州の経済特区、グジャラート国際金融テックシティー（ＧＩＦＴシティー）で業務を開始したと発表した。

ＧＩＦＴシティーは、インド政府が「グローバル資本と金融サービスの玄関口」として推進している新たな金融サービス拠点。

ＡＤＩＡは２０２３年７月、ＧＩＦＴシティーに拠点を設立する意向を表明した。ロイターは今年２月、ＡＤＩＡが４０億─５０億ドルのファンドを設立し、ＧＩＦＴシティーを通じてインドに投資すると報じた。

グジャラート州はモディ首相の出身地。ＧＩＦＴシティーに進出した企業は１０年間の免税措置を受けることができ、海外からの資金移動は非課税となる。

ＵＡＥはアラブ最大の対インド投資国で、２０２３─２４年度の投資額は約３０億ドルに上っている。