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午後3時のドルはじり安147円後半、中国追加対策期待が空振り

ロイター / 2024年10月8日 15時27分

 10月8日、午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の終盤から小幅ドル安/円高の147円後半で取引されている。写真は米ドル紙幣。2022年7月撮影(2024年 ロイター/Dado Ruvic)

Shinji Kitamura

[東京 8日 ロイター] -

午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の終盤から小幅ドル安/円高の147円後半で取引されている。中国で発表された追加経済対策が市場予想ほど大規模なものとならず、リスクオンムードが広がらなかったことで、円が全般に底堅い動きとなった。

ドルは早朝の高値148円前半から147円半ばまで、じりじりと上値を切り下げる展開となった。連休明けの中国株式市場では、主要株価指数が寄り付き直後こそ10%近い上昇となったものの、次第に上げ幅を縮小する展開となり、外為市場ではリスク回避的に円が底堅さを増した。

午前11時過ぎから始まった中国国家発展改革委員会(発改委)の記者会見が、追加的な経済対策が発表されるとの市場期待に反し、今年の経済成長率目標達成に自信を示す程度の内容にとどまったことが「大規模対策を期待していた参加者の失望につながった」(外銀アナリスト)という。

発改委は地方政府の支援に向けて1000億元の財政支出を公表したが、アジア商品市場でも、景気回復に向けた需要が見込みづらくなったとして、売りが加速。米原油先物は1%超、シンガポール上場の鉄鉱石は5%超の下げとなった。

豪ドルの下げが、円高圧力を強めた側面もあったという。オーストラリア準備銀行(中央銀行)が公表した9月理事会の議事要旨は「タカ派的な姿勢が明らかに後退した」(オーストラリア・ニュージーランド銀行の豪経済部門責任者、アダム・ボイトン氏)と市場で受け止められ、豪ドルは午前の高値100円前半から、一時99円前半まで下落した。

ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円

午後3時現在 147.97/147.98 1.0983/1.0984 162.52/162.53

午前9時現在 148.13/148.14 1.0974/1.0975 162.55/162.57

NY午後5時 148.18/148.19 1.0974/1.0977 162.62/162.64

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