イラン外相、8日からサウジなど訪問 イスラエルの「犯罪」阻止

１０月８日、イランのアラグチ外相（写真）はサウジアラビアなど中東諸国を訪問する。ベイルートで４日撮影（２０２４年　ロイター/Mohamed Azakir）

[ドバイ ８日 ロイター] - イランのアラグチ外相は、８日からサウジアラビアなど中東諸国を訪問する。イランの国営メディアが報じた。域内問題を協議するとともに、パレスチナ自治区ガザとレバノンにおけるイスラエルの「犯罪」阻止を目指すとしている。

関係筋が先週、ロイターに語ったところによると、湾岸アラブ諸国は、イランとイスラエルの紛争において中立性を維持する意向をイラン側に示したという。

アラグチ氏は国営メディアが放映したビデオで「ガザでの犯罪に続き、レバノンでのシオニスト政権（イスラエル）の恥知らずな犯罪を防ぐために、地域情勢に関するわれわれの対話は続いている」と語った。

「今日から、私はリヤドをはじめとするこの地域の首都を訪問し、レバノンでの残忍な攻撃を阻止するために、域内諸国が一致団結して行動するよう努力する」とした。

われわれの関係には常に浮き沈みがあったが、地域協力につなげようという機運はあるとも述べた。