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米労働市場なお堅調、インフレ高すぎる=アトランタ連銀総裁

ロイター / 2024年10月9日 4時45分

米アトランタ地区連銀のボスティック総裁(写真)は8日、米国の労働市場について、減速の兆しが出ているものの、9月の雇用統計で力強さが裏付けられたと述べた。2019年8月撮影(2024年 ロイター/Jonathan Crosby)

[ワシントン 8日 ロイター] - 米アトランタ地区連銀のボスティック総裁は8日、米国の労働市場について、減速の兆しが出ているものの、9月の雇用統計で力強さが裏付けられたと述べた。

ボスティック総裁は、失業率は4.1%と完全雇用とされる水準に近く、雇用創出ペースは人口の増加ペースを上回っていると指摘。「失業率が昨年の最低水準から上昇したのは、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)前に完全雇用と考えられていた水準への移行と考えられる」とし、「労働市場は確かに減速したが、毎月の雇用創出は極めて堅調だ」と語った。

9月の雇用統計では、非農業部門雇用者数は前月比25万4000人増で予想(14万人増)を大幅に上回り、過去6カ月で最大の伸びとなった。

ボスティック総裁は、毎月の雇用増が10万人を下回れば、FRBがより速いペースで利下げを実施すべきか検討する可能性があると述べた。

同時に、インフレ率はまだ高すぎると指摘。「インフレ率を2%の目標に戻さなければならない」とし、「目標までかなりの道のりが残っている。物価目標達成に引き続き注力していると理解してほしい」と語った。

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