英政府、債務定義変更で借り入れ余地最大200億ポンド確保か＝報道

　１０月８日、リーブス英財務相は政府の財政ルールを支える債務定義を変更し、資本投資のための借り入れ余地を１００億─２００億ポンド（１３１億─２６２億ドル）確保する可能性が高いと、ガーディアン紙が報じた。リバプールで９月２３日撮影（２０２４年　ロイター/Phil Noble）

[ロンドン ８日 ロイター] - リーブス英財務相は政府の財政ルールを支える債務定義を変更し、資本投資のための借り入れ余地を１００億─２００億ポンド（１３１億─２６２億ドル）確保する可能性が高いと、ガーディアン紙が８日に報じた。

同相は３０日、労働党が７月の選挙で政権を奪取して以来初の予算案を発表する。

ガーディアン紙は関係筋の話として、リーブス氏がイングランド銀行（英中央銀行）の過去の資産買い入れプログラムによって国が被った損失を債務計算から除外する見通しだと伝えた。

新しい公的機関の設立に使われる追加借り入れも除外される見込みという。

財務省は、債務の定義が変更されるかどうか、どのように変更されるかについての質問には直接答えず、公共投資の便益はコストとともに説明されるべきだというリーブス氏の過去のコメントに言及。詳細については予算案で示されるとした。