米アラスカ州が政府提訴、北極圏保護区での制限付き掘削リース権巡り
ロイター / 2025年1月8日 13時52分
1月7日、米アラスカ州は、バイデン政権が北極圏国立野生生物保護区(ANWR)での石油・ガス開発のための土地リース権に制限をかけたことは、同区域での資源開発を許可した議会指令に違反するとして提訴した。写真はアラスカ州の旗(2025年 ロイター/Dado Ruvic)
Ryan Patrick Jones
[7日 ロイター] - 米アラスカ州は7日、バイデン政権が北極圏国立野生生物保護区(ANWR)での石油・ガス開発のための土地リース権に制限をかけたことは、同区域での資源開発を許可した議会指令に違反するとして提訴した。
連邦政府は昨年12月、同保護区の一部区域での石油・ガス掘削リース権を制限付きで提供することを決定した。
同州はアラスカの連邦地方裁判所に提起した訴訟で、地表の使用と占有を制限することによって、米内務省が石油・ガス掘削業者を対象に今月入札を行う予定の40万エーカー(16万2000ヘクタール)の土地の「開発が不可能、または実行不可能」になると主張。制限により、保護区内での将来の石油探査と掘削は厳しく制限されることになると訴えた。
アラスカ州のマイク・ダンリービー知事(共和党)は「北極圏での責任あるエネルギー開発に対するバイデン政権下の内務省の継続的かつ不合理な反対によって、米国は利用可能な莫大な資源を活用することなく、エネルギー依存の道を歩み続けている」と批判した。
アラスカ州は裁判所に対し、12月の政府決定を無効とし、入札でのリース権売却を禁止するよう求めている。
連邦政府の関係当局からのコメントは得られていない。
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