ラスベガスのテスラ車爆発、チャットGPTで犯行計画 爆薬情報収集
ロイター / 2025年1月8日 14時24分
1月7日、米西部ネバダ州ラスベガスのトランプ・インターナショナル・ホテルの外で1日に電気自動車(EV)大手テスラのサイバートラックが爆発・炎上した事件で、警察当局は車を運転していた容疑者が爆発を計画するために対話型人工知能(AI)「チャットGPT」を使っていたと明らかにした。写真はビデオから1日撮影(2025年 ロイター)
Kanishka Singh
[ワシントン 7日 ロイター] - 米西部ネバダ州ラスベガスのトランプ・インターナショナル・ホテルの外で1日に電気自動車(EV)大手テスラのサイバートラックが爆発・炎上した事件で、警察当局は7日、車を運転していた容疑者が爆発を計画するために対話型人工知能(AI)「チャットGPT」を使っていたと明らかにした。
ラスベガス市警によると、容疑者は爆発を引き起こすのに必要な爆薬の量などを調べようとした。米国内の爆発事件でチャットGPTが使われたのは初めてという。
当局は先週、車内で遺体で発見された男の身元をコロラド州コロラドスプリングス出身の現役陸軍兵士マシュー・リベルスバーガー容疑者(37)と特定。単独での犯行との見方を示した。連邦捜査局(FBI)は自殺だったとみている。
AIを巡っては、有害な目的に利用されるリスクが指摘されており、今回の事件を受け、そうした批判が高まる可能性がある。
チャットGPTを開発したオープンAIは「AIツールが責任を持って使用されることに注力している。弊社のモデルは有害な指示を拒否するように設計されている」と説明。
チャットGPTは今回のケースではすでにインターネット上で公開されている情報で対応し、有害・違法行為に対する警告を提供したという。米ニュースサイト、アクシオスが同社の発表内容を報じた。
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