米株のアウトパフォーム、今年も続く見込み＝米資産運用大手ＣＥＯ

証券保管・管理大手（カストディー）大手の米ステート・ストリートの資産運用部門であるステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ（ＳＳＧＡ）のイーシン・フン最高経営責任者（ＣＥＯ）（写真）は、米国株は今年もアウトパフォームを続ける見込みとの見方を示した。２０２３年５月撮影（２０２５年　ロイター/Mike Blake）

Ian Hodgson

［ロンドン　８日　ロイター］ - 証券保管・管理大手（カストディー）大手の米ステート・ストリートの資産運用部門であるステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ（ＳＳＧＡ）のイーシン・フン最高経営責任者（ＣＥＯ）は、米国株は今年もアウトパフォームを続ける見込みとの見方を示した。大手ＩＴ企業の財務力と、トランプ次期政権下での投資家寄りの政策が背景にあるという。

フン氏はロンドンで行われたメディアイベントで、米国の株価指数を押し上げてきた大手テクノロジー企業は、多額の投資予算のおかげで今後もその勢いを維持できると指摘。「人工知能（ＡＩ）、量子コンピューティングなど新たなテクノロジーの登場や、それに伴う収益調整から、これまでの『米国例外主義』が今後も続く可能性が高いことが示唆される」と述べた。

パッシブ型（指数連動型）ファンドで知られるＳＳＧＡは、トランプ氏の政策は投資家にとって「概ね建設的」なものになるとみている一方で、「かなりのボラティリティー」にも備えているとした。