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EUの対シリア制裁「早期緩和も」、人道支援・復興促進へ=仏外相

ロイター / 2025年1月9日 8時53分

フランスのバロ外相は1月8日、欧州連合(EU)の対シリア制裁について、人道支援や復興の妨げとなっている措置を早期に解除する可能性があると明らかにした。6日、パリで代表撮影(2025年 ロイター)

John Irish Alexander Ratz

[パリ/ベルリン 8日 ロイター] - フランスのバロ外相は8日、欧州連合(EU)の対シリア制裁について、人道支援や復興の妨げとなっている措置を早期に解除する可能性があると明らかにした。

米政府は6日、シリアに対する人道支援提供を容易にするため、同国の統治機関との取引を6カ月間、制裁適用除外とすると発表した。一部のエネルギー取引や同国への個人送金も許可する。

バロ氏はフランス・インターのラジオ番組で、EUも近く同様の決定をする可能性があるとした。ただ、より政治的な制裁についてはシリア暫定政府がどのように政権移行を進めるか次第との見方を示した。

「人道援助へのアクセスを妨げ、国の復興を妨げている(制裁は)速やかに解除される可能性がある」とし、女性の権利や治安などを巡る状況の進捗を踏まえ、追加で解除し得る制裁もあると述べた。

EU外交官3人によると、EUは27日の外相会合までに一部制裁解除で合意することを目指している。

ドイツ外務省報道官は「新たな状況を踏まえて既存制裁を精査中で、ドイツはこの問題について既に案を出した」と述べた。

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