米カナダ、メキシコのエネルギー・投資政策に懸念
ロイター / 2021年7月8日 13時59分
7月7日、米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)が発効から1年となり、3カ国の経済通商担当閣僚が7日にメキシコ市で会談した。写真は3カ国の経済通商担当閣僚。メキシコシティ で撮影(2021年 ロイター/Edgard Garrido)
[メキシコ市/ワシントン 7日 ロイター] - 米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)が発効から1年となり、3カ国の経済通商担当閣僚が7日にメキシコ市で会談した。米国とカナダは、メキシコのエネルギー政策に懸念を表明した。
米通商代表部(USTR)のタイ代表は共同記者会見で、具体論には踏み込まず、メキシコのロペスオブラドール政権のエネルギー政策を懸念を持って注視していると述べた。
先週、 メキシコ政府は、メキシコ湾南部の油田の運営会社に、同油田を最初に発見した米タロス・エナジーが主導するコンソーシアム(企業連合)ではなく、国営のメキシコ石油公社(ペメックス)に選定した。
カナダのエング貿易相は「特にエネルギーと鉱業分野におけるメキシコの投資環境に引き続き懸念を抱いている」と述べた。ただカナダの鉱山会社アメリカス・ゴールド・アンド・シルバーが運営するメキシコ北部の鉱山が再開する見通しとなったことを歓迎した。この鉱山では、長い間労働争議が続いていた。
USTRによると、タイ代表は、メキシコのビジャロボス農業相とも会談し、遺伝子組み換え穀物などバイオテクロノジー製品の認可を早急に再開する重要性を強調したほか、メキシコ湾の違法漁業問題などについても話し合った。
この記事に関連するニュース
-
USMCAパネルが米国の主張認める、メキシコの遺伝子組み換えトウモロコシ規制で(米国、メキシコ)
ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年12月24日 13時15分
-
米USTR、USMCAに基づくパネル設置を要請、メキシコの採掘施設での労働権侵害を巡り(米国、メキシコ、カナダ)
ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年12月16日 11時50分
-
トランプ米次期大統領、ナバロ氏を通商・製造業担当の上級顧問に指名(米国)
ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年12月5日 10時35分
-
トランプ氏、USTR代表に元USTR首席補佐官グリア氏、国家経済会議委員長に経済学者ハセット氏を指名(米国)
ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年11月28日 11時30分
-
米通商代表にグリア氏指名、トランプ氏発表 元USTR高官
ロイター / 2024年11月27日 12時41分
ランキング
-
1米が関係改善望むなら応じる用意、次期政権の出方次第=ロシア外相
ロイター / 2024年12月26日 20時12分
-
2バイデン氏がウクライナ支援増強を指示 クリスマス攻撃のロシアを非難、退任前に圧力強化
産経ニュース / 2024年12月26日 17時14分
-
3イスラエル・ネタニヤフ首相がトランプ氏の就任式出席へ 逮捕状を出されて以降、初の外遊か
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年12月26日 15時13分
-
4ロシア軍のミサイル誤射説も浮上 カザフスタンの旅客機墜落、死者は38人に
産経ニュース / 2024年12月26日 9時4分
-
5ナチスのトンネル、富裕層向けシェルター改造計画に怒り
AFPBB News / 2024年12月26日 18時51分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください