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米コロナ本部が台湾の旗含む投稿削除、台湾側「誤解生む」と懸念

ロイター / 2021年7月9日 8時26分

 7月8日、 米ホワイトハウスの新型コロナウイルス対策本部が、ワクチン寄付に関するソーシャルメディアへの投稿に台湾の旗を含むグラフィックを掲載、その後、その投稿を削除した問題で、台湾当局は在米代表事務所に対し、「不必要な憶測や誤解」を生じさせないよう米政府側に念押しするよう指示した。写真は台湾の旗。桃園市で6月撮影(2021年 ロイター/Ann Wang)

[台北 8日 ロイター] - 米ホワイトハウスの新型コロナウイルス対策本部が、ワクチン寄付に関するソーシャルメディアへの投稿に台湾の旗を含むグラフィックを掲載、その後、その投稿を削除した問題で、台湾当局は在米代表事務所に対し、「不必要な憶測や誤解」を生じさせないよう米政府側に念押しするよう指示した。

同対策本部は今週、米国が世界各地にワクチンを寄付した詳細を示すグラフィックをツイッターに投稿、この中に先月に台湾に送付した米モデルナ製ワクチンも含まれた。供与を受けた他の諸国の国旗と並んで台湾の旗が表示された。

台湾の蔡英文総統はこの投稿をリツイートするとともに「米国の寛大さに感謝する。われわれは力を合わせてこのパンデミック(世界的大流行)に打ち勝つ」とコメントした。

しかし、その後、この投稿は削除された。削除は7日に行われた模様だ。

ホワイトハウスの国家安全保障会議(NSC)の報道官は、台湾の旗が使われたのは担当チームによる「うっかりミス」で、米国の台湾政策の変更と見なされるべきではないと指摘。米国は台湾と正式な外交関係を持っていない。

台湾の呉釗燮外交部長(外相)は、外交部は当該の投稿が削除されたのを認識していると説明。「外交部は在米代表事務所に対し、ツイート削除が原因でさまざまな方面に不必要な憶測や誤解を生じさせないよう米国側に念押しするよう指示した」と述べた。

NSCの報道官は、ツイートはミス発覚と同時に削除されたと説明。「米国は一つの中国政策に引き続きコミットしている」と強調した。

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