1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 国際
  4. 国際総合

香港、国家安全条例案を公表 早期制定へ審議開始

ロイター / 2024年3月8日 14時30分

 3月8日、香港政府は、スパイ行為などを取り締まる国家安全条例案を公表した。立法会(議会)が同日午前に審議を開始する見通し。写真は香港の旗と監視カメラ。香港で2020年7月撮影(2024 ロイター/Tyrone Siu)

Jessie Pang James Pomfret

[香港 8日 ロイター] - 香港政府は8日、スパイ行為などを取り締まる国家安全条例案を公表した。立法会(議会)が同日、審議を開始した。香港政府トップの李家超行政長官は早期の制定を訴えた。

国家への反逆やスパイ行為、外部からの干渉、国家機密の窃盗、扇動を取り締まる規定を盛り込んでおり、市民の自由がさらに後退するとの懸念がある。

国家への反逆には最高で終身刑、スパイ行為は20年の禁錮刑、国家機密の窃盗には10年の禁錮刑を科すと定めている。同時に、人権を尊重・保障し、言論などの自由を守ると記されている。

審議には数週間を要する可能性がある。

香港政府は「地政学がますます複雑になり、国家安全保障上の喫緊のリスクがなおある」とした。

投資家の一部は立法手続きを急ぐ動きは憂慮すべきだと指摘。オリエント・キャピタル・リサーチ(香港)のマネジングディレクター、アンドリュー・コリアー氏は、制定を急ぐのは市民の反対を懸念しているからだと指摘。「個人の権利を担保するガードレールが設けられない限り企業は不満を感じるだろう」と述べた。

条例案はまた、警察が逮捕者を拘束できる期間について、裁判所が承認すれば最長14日まで可能にするとした。現在は48時間となっている。

外国勢力と共謀した扇動行為も現在の禁錮2年から最高で10年に引き上げた。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください