ロシア、23年第3─4四半期成長率を改定 通年は3.6％で変わらず

　４月５日、ロシア連邦統計局は、２０２３年第３・四半期と第４・四半期の国内総生産（ＧＤＰ）伸び率を改定したが、通年の成長率は３．６％のままとした。写真はモスクワのビジネス街。２０２２年３月撮影（２０２４　ロイター／Maxim Shemetov）

[モスクワ　５日　ロイター] - ロシア連邦統計局は５日、２０２３年第３・四半期と第４・四半期の国内総生産（ＧＤＰ）伸び率を改定したが、通年の成長率は３．６％のままとした。

第４・四半期のＧＤＰ伸び率は前回発表の５．１％から４．９％に下方改定する一方、第３・四半期は同５．５％から５．７％に上方改定した。

ロシア経済は２０２２年の低迷から急回復したが、ウクライナ戦争のための武器弾薬生産に大きく依存した経済成長であり、国民の生活水準の向上を妨げている問題は覆い隠されている。