JAL、客室乗務員が新型コロナ感染 乗客の濃厚接触特定されず
ロイター / 2020年3月9日 18時40分
[東京 9日 ロイター] - 日本航空(JAL)<9201.T>は9日、客室乗務員が新型コロナウイルスに感染したと発表した。感染した乗務員は千葉県在住の50代女性で、現在は入院隔離中だが、せきや発熱などの症状はないという。
同乗務員は2月24日にだるさを感じたものの、仕事に支障はないと判断し、翌25日にシカゴ空港発―成田空港着の運航便(JL009便)に乗務した。同便以降は乗務していない。
JALが3月7日に連絡を受けた東京都の保健所による説明では、同便に同乗していた客室乗務員12人が濃厚接触者と特定された。この客室乗務員12人は3月11日まで自宅待機中だが、現時点で体調不良の症状が出ている者はいないという。同保健所はまた、同便の乗客104人と同便以前の乗客に濃厚接触者はいないと判定したとしている。
JALでは現在、国内線・国際線の全路線で客室乗務員はマスク・ビニール手袋を着用してサービスを実施。感染した乗務員も同様にマスク・ビニール手袋を着用して業務にあたっていた。同社によると、機内の空気は機外から新しい空気を取り入れ機内で循環させ、その後、機外へ排出しており、2―3分ですべて入れ替わる仕組みになっている。
同保健所は、感染した乗務員の発症を2月24日と確認。JALによれば、ウイルスの最長潜伏期間とされる14日間前の同月10日以降、日本政府が入国を制限している国(中国・韓国など)への同乗務員の渡航歴はないとしている。
感染した乗務員は3月5日に既往症で病院を受診し、複数の検査を受けた結果、新型コロナウイルス感染の疑いがあるとされた。翌6日に感染の有無を検出する遺伝子検査「PCR検査」を受け、7日に陽性が確認されたという。
*内容を追加しました。
(白木真紀 編集:内田慎一)
この記事に関連するニュース
-
実は結構違います!「旅客機と貨物機の二刀流」、操縦する側から見た相違点とは
乗りものニュース / 2024年5月3日 7時42分
-
旅客機が着陸に2度失敗、乗客から悲鳴、何人かは嘔吐も―中国メディア
Record China / 2024年5月2日 20時0分
-
「国交のない国」へ路線を開設した、60年前の決断 JALの「誇り」が高い壁を越えた
J-CASTニュース / 2024年4月15日 19時14分
-
機内で貴重品遺失、中国人だけ調べる?マレーシア航空会社「国籍限定していない」―中国メディア
Record China / 2024年4月14日 20時0分
-
JAL、SKYTRAX「5スター」に7年連続で認定
PR TIMES / 2024年4月10日 17時40分
ランキング
-
1習近平氏が5日から5年ぶりに訪欧、米国の対中圧力に対抗 欧州の足並み乱す狙いも
産経ニュース / 2024年5月4日 19時48分
-
2台湾地震1か月、花蓮の観光客激減・夜市は閑散と…「惨たんたる状況だ」
読売新聞 / 2024年5月4日 18時34分
-
3ガザ休戦、詰めの駆け引き ハマス、カイロで交渉開始
共同通信 / 2024年5月5日 0時12分
-
4要衝陥落「時間の問題」 兵器不足、交渉も視野
共同通信 / 2024年5月5日 7時43分
-
5「完全に失敗」の対ロシア制裁に、新たな手段 中国経由の抜け道封じに一定の成果、さらなる課題も
47NEWS / 2024年5月5日 10時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください