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豪カンタス、国際線輸送能力を約25%縮小へ 新型肺炎で需要低迷

ロイター / 2020年3月10日 8時7分

[シドニー 10日 ロイター] - 豪カンタス航空 は10日、新型コロナウイルスの影響で需要が低迷するなか、保有するエアバス の超大型機「A380」の大半を運航停止にするなどして、今後半年間、国際線の輸送能力を25%近く削減すると発表した。

同社は先月、18機の運航停止を発表していたが、38機に引き上げる。19/20年度が終了する6月末まで、ジョイス最高経営責任者(CEO)が無給となるほか、経営陣への賞与も支払われない。

全従業員は有給もしくは無給の休暇を取ることが求められる。1億5000万豪ドル(9873万米ドル)規模の自社株買い計画も取りやめる。

ジョイスCEOは「今後数カ月、需要低迷が続くと見込んでいるため、段階的な対応策を講じるよりも、9月中旬まで輸送能力を削減することを決定した」と述べ、今後の状況を見極め、さらに削減するか、もしくは元の状態に戻すかを柔軟に決定すると説明した。

カンタスの株価は年初から42%下げている。

同社は2月20日に上期決算を発表した際、19/20年度の支払利息・税金控除前の実質利益が、新型ウイルスの影響で1億─1億5000万豪ドル押し下げられるとの見通しを示していた。ただ今回、もはやウイルスの業績への影響を予想することはできないと説明した。

4─6月期の輸送能力の縮小は、当初の4%から17%に引き上げた。保有するA380型機12機のうち、8機の運航を停止する。保守整備中の2機を除くと、運航するA380は2機となる。

ブリスベンとサンフランシスコや、メルボルンとサンフランシスコを結ぶ便を運休にするなど、アジア地域以外でも輸送能力を縮小する。

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