米民主ウォーレン氏の撤退、バイデン氏に恩恵=世論調査
ロイター / 2020年3月10日 8時47分
3月9日、ロイター/イプソスが発表した世論調査によると、ウォーレン米上院議員(左)の民主党大統領候補指名争いからの撤退は、サンダース上院議員よりバイデン前副大統領(右)の利益になるとみられている。写真はニューハンプシャー州マンチェスターで2月撮影(2020年 ロイター/Brian Snyder)
[ニューヨーク 9日 ロイター] - ロイター/イプソスが9日発表した世論調査によると、エリザベス・ウォーレン米上院議員の民主党大統領候補指名争いからの撤退は、バーニー・サンダース上院議員よりジョー・バイデン前副大統領の利益になるとみられている。
調査は6─9日に全米で実施し、1114人が回答した。登録済みの民主党員と無党派層の47%が、その日投票するならバイデン氏と回答。ウォーレン氏が撤退を発表した5日の直前に実施された同様の調査から7ポイント上昇した。
サンダース氏との回答は30%で、前回調査から変わらずだった。
今回の調査で、ウォーレン氏支持者はサンダース氏よりもバイデン氏の支持に流れていることが明らかになった。
10日はミシガン州やワシントン州など6州で予備選が行われる。
ウォーレン氏はまだ他候補への支持を明らかにしていない。同じく指名争いから撤退したブティジェッジ氏、クロブシャー氏、ブルームバーグ氏、ハリス氏はいずれもバイデン氏支持を表明した。
調査では、サンダース氏支持者の約6割が、バイデン氏が民主党候補となった場合彼に投票すると回答した。3割は棄権、第3政党の候補者に投票、わからないとなっている。
また1割はバイデン氏が候補となった場合、トランプ氏に投票すると回答した。
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