4月の米車両走行距離は前年比39.8％減、コロナ在宅勤務などで

　米運輸省によると、４月は米国での車両による走行距離が前年同月比３９．８％減となった。写真はロサンゼルス近郊で４月撮影（２０２０年　ロイター／Lucy Nicholson）

［ワシントン　８日　ロイター］ - 米運輸省によると、４月は米国での車両による走行距離が前年同月比３９．８％減となった。新型コロナウイルス感染拡大抑制のための在宅指示により数千万人が在宅勤務したこととや、目的施設の一時閉鎖で移動を控えた人がいたことが背景となった。

４月の走行距離は、前年比１１２０億マイル減の１６９６億マイルだった。

１─４月の走行距離は前年比１４．８％減の８７５９億マイルで、２００１年以来最も少なかった。

地域別では、北東部が４７％と最も大幅に減少。州別では、コネティカット州が５０．５％、ハワイ州が５０．４％、ニュージャージー州が４９．３％、メリーランド州が４７．２％とそれぞれ減少した。

輸送分析会社ＩＮＲＩＸは、経済が再開される州や職場に戻る人が増えるにつれ、移動の回復が続いていると分析した。