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予備費10兆円、国会開かないためとの批判は的外れ=安倍首相

ロイター / 2020年6月9日 14時56分

 6月9日、安倍晋三首相(写真)は衆院予算委員会で、2020年度2次補正予算案に総額10兆円と巨額の予備費を積んでいるのは、国会を開かずに済むためではとの指摘に対し、「全く的外れな批判」と反論、新型コロナウイルス感染症による予見し難い経済的な困難に迅速に対応するためだと説明した。写真は都内で2017年7月撮影(2020年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 9日 ロイター] - 安倍晋三首相は9日の衆院予算委員会で、2020年度2次補正予算案に総額10兆円と巨額の予備費を積んでいるのは、国会を開かずに済むためではとの指摘に対し、「全く的外れな批判」と反論、新型コロナウイルス感染症による予見し難い経済的な困難に迅速に対応するためだと説明した。大串博志委員(立国社)への答弁。

安倍首相は「予備費は予見し難い予算の不足に充てるためにある」とし、新型コロナによる国内外の人の移動の停止など「初めての経験で経済にも相当深刻な影響があり、相当大きな規模の企業が経営困難になることもあるだろう。そのことによって中小・小規模企業も相当な打撃受ける。そのようなさまざまな可能性に対応しないといけないため」と説明した。

辻元清美委員(立国社)も安倍首相に対して、東京五輪がどうなるのかや、持続化給付金の中抜き問題、河井克行前法相夫妻に対する捜査などにより、「国会で質問されるのが嫌だから、心の中では国会を早く閉じたいのでは」と質問。安倍首相は「想像たくましくしていらっしゃる」とけん制しつつ、「残っている会期の中で全力を挙げて補正予算を成立させる」と述べ、「会期については国会が決めること」とした。

*内容を追加しました。

(竹本能文)

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