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ゴールドマン傘下マーカス、英国部門の預金新規受け入れ一時停止

ロイター / 2020年6月10日 8時21分

 ゴールドマン・サックス・グループで消費者金融事業を手掛けるマーカスの英国部門は、10日から預金の新規受け入れを一時的に停止する。写真はスマートフォンに表示されたマーカスのアプリ。ニューヨークで1月10日撮影(2020年 ロイター/Mike Segar)

[ロンドン 9日 ロイター] - ゴールドマン・サックス・グループ で消費者金融事業を手掛けるマーカスの英国部門は、10日から預金の新規受け入れを一時的に停止する。新型コロナウイルス対策で実施されていたロックダウン(都市封鎖)期間中に、預金量が規制で定められた上限に近づいたため。

マーカス英国部門(マーカスUK)は、業界で最高の預金金利を提示したこともあり、2018年の事業開始以降でこれまでに顧客50万人強から約210億ポンド(270億ドル)の預金を受け入れた。

ただ英国の規制では、預金額が250億ポンドを超えるリテール機関は、親会社から独立した法人と取締役会を設置し、親会社と共有できる資本も限定される。

マーカスUKを統括するデス・マクデイド氏は「マーカスをゴールドマン・サックスから財務と営業基盤の面で切り離してしまうと、既存の預金者に継続的に有利な金利を提供できる低コストのビジネスモデルに大きな変化が生じてしまう」と述べ、新規受け入れをやめる事情を説明した。

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