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ソブリン債、ジャンク級が投資適格級初めて上回る見通し=フィッチ

ロイター / 2020年7月9日 9時54分

 7月8日、フィッチ・レーティングスは新型コロナウイルスの影響で、ここ半年間のソブリン格付け引き下げ件数が過去最高に達したと明らかにし、投機的(ジャンク)等級の国が今後、初めて投資適格級の国の数を上回る可能性があると指摘した。写真は2016年3月、ロンドンの金融地区で撮影(2020年 ロイター/Reinhard Krause)

[ロンドン 8日 ロイター] - フィッチ・レーティングスは8日、新型コロナウイルスの影響で、ここ半年間のソブリン格付け引き下げ件数が過去最高に達したと明らかにし、投機的(ジャンク)等級の国が今後、初めて投資適格級の国の数を上回る可能性があると指摘した。

フィッチは年初からの半年間で、26カ国を対象に32回格下げを行った。現在、118のソブリン格付けの3分の1以上の見通しが「ネガティブ」で、一段の格下げが見込まれる。

フィッチのアナリストは、ジャンク等級の一歩手前となる「BBBマイナス」の国で見通しが「ネガティブ」の国が5カ国あり、間もなく、ジャンク等級格付けの数が初めて投資適格級格付けの数を上回ると指摘した。

格付けがジャンク等級一歩手前で見通しがネガティブの国は、コロンビア、インド、モロッコ、ルーマニア、および、ウルグアイの5カ国。イタリアとメキシコの格付けもジャンク等級の一歩手前の「BBBマイナス」だが、見通しは「安定的」。

フィッチは、世界の財政赤字が今年9兆7000億ドルと、世界の国内総生産(GDP)比で約12%に達すると予想。債務は76兆ドルと、GDP比95%に膨れ上がり、2007─08年の世界金融危機前の水準(34兆ドル)から倍以上に拡大するとの見方を示した。

(※原文記事など関連情報は画面右側にある「関連コンテンツ」メニューからご覧ください)

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