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日経平均3日ぶり反発、上海株高が支援 東京のコロナ感染増加は重荷

ロイター / 2020年7月9日 15時42分

 7月9日、東京株式市場で日経平均は3日ぶり反発した。写真は2016年2月、東京株式市場で撮影(2020年 ロイター/Issei Kato)

[東京 9日 ロイター] - 9日の東京株式市場で日経平均は3日ぶり反発した。小反発でスタートし、プラス圏で一進一退の動きとなっていたが、後場、上海株の堅調推移を好感して上伸。日銀のETF(上場投資信託)買い観測も加わり、上げ幅を200円超に拡大した。その後、東京都内で新たに220人以上が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと伝わり、上げ幅を縮小した。

日経平均は前日比3円65銭高の2万2442円30銭で寄り付いた後、前引けにかけて2万2500円を挟んでもみあった。ランチタイム中に上海株がしっかりした動きとなり、日経平均も後場寄りで上げ幅を拡大。2万2679円08銭まで上値を伸ばしたものの、東京都内の新型コロナの感染者増加などが嫌気された。

後場に上げ幅を拡大した局面では、日銀がETF買いを行ったのではないかとの観測が出ていた。

TOPIXは横ばい。東証33業種では、情報・通信、電気・ガス、電気機器など9業種が値上がりした一方、空運、不動産、鉄鋼など24業種が値下がりした。

市場からは、非鉄金属のしっかりした動きを注目する声も出ていた。「中国を含めた世界の景気回復期待で素材産業に資金が入ってきているようだ。これまでハイテクやデジタルトランスフォーメーション(DX)に関連した銘柄がけん引してきたが、景気敏感系が買われるようになれば様子も変わってくる」(東海東京調査センターのシニアストラテジスト、中村貴司氏)という。

中国国家統計局が発表した6月の生産者物価指数(PPI)は5カ月連続で低下したものの、市場予想よりも小幅にとどまった。他方、バルチック海運指数<.BADI>も回復基調を鮮明にしており、製造業部門の一段の改善に期待が寄せられている。

個別では、ソフトバンクグループ<9984.T>、アドバンテスト<6857.T>、ダイキン工業<6367.T>などが年初来高値を更新。ファミリーマート<8028.T>は伊藤忠商事<8001.T>による公開買い付け(TOB)が材料視されて買われた。

東証1部の騰落数は、値上がり594銘柄に対し、値下がりが1496銘柄、変わらずが81銘柄だった。

日経平均<.N225>

終値 22529.29 +90.64

寄り付き 22442.30

安値/高値 22434.38─22679.08

TOPIX<.TOPX>

終値 1557.24 +0.01

寄り付き 1555.85

安値/高値 1550.53─1568.35

東証出来高(万株) 117582

東証売買代金(億円) 22220.02

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