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直ちに緊急事態宣言を再発出する状況にない=都内の224人コロナ感染で

ロイター / 2020年7月9日 17時35分

 7月9日、菅官房長官は、同日に東京都内で224人の新型コロナウイルス感染者が確認されたことに関連し、緊急事態宣言を再び発出する状況に該当するとは考えていないとの見解を示した。写真は都内で2019年9月撮影(2020年 ロイター/Issei Kato)

[東京 9日 ロイター] - 菅義偉官房長官は9日午後の会見で、同日に東京都内で224人の新型コロナウイルス感染者が確認されたことに関連し、緊急事態宣言を再び発出する状況に該当するとは考えていないとの見解を示した。

また、プロスポーツなどの大規模イベントで観客を入れる規制緩和を10日から実施することは「予定通りに行う」と述べた。

菅官房長官は、感染者が出ている接待を伴ういわゆる「夜の街」の店では、積極的にPCR検査を受けるようになっており、3000件を超える検査数になっていると指摘。また、39歳以下の感染者が全体の8割を占め、重症化のリスクが低いとの見方を示した。

その上で現在の東京都では、コロナ感染者用に確保したベッドが約3300床あり、これに対して入院患者は444人、重症者は6人となっていると説明。東京都の医療体制は「逼迫していない」との見解を示し、直ちに緊急事態宣言を発出する状況とは考えていない根拠を示した。

一方、豪雨被害に対しては、警察、消防、自衛隊、海上保安庁などから合計13万人を動員し、捜索・救助に全力を挙げるとした。

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