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ドル上昇、トランプ氏財務記録の開示命令など受け=NY市場

ロイター / 2020年7月10日 6時12分

ニューヨーク外為市場では、米国株が高安まちまちとなる中、安全資産としての需要が高まったことでドルが上昇に転じた。2017年6月撮影(2020年 ロイター/Thomas White)

[ニューヨーク 9日 ロイター] - ニューヨーク外為市場では、米国株が高安まちまちとなる中、安全資産としてのドルの需要が高まったことで、一時は4週間ぶりの安値を付けていたドルが上昇に転じた。米国で新型コロナウイルス感染拡大が続いていることに加え、米連邦最高裁判所がトランプ大統領の財務記録を開示するよう命じたことも安全需要の増大につながった。

ユーロは対ドルで1カ月ぶり高値から下落。リスク選好度が上昇している時に買われる傾向があるコモディティー通貨も対ドルで下落した。

アクション・エコノミクス(フロリダ州)のグローバル外為分析部門責任者、ロナルド・シンプソン氏は「ドル相場はここ数週間、リスク選好の度合いに左右され、ドルは安全通貨としての役割を果たしてきた」と指摘。「この日にトランプ大統領の財務記録を巡り最高裁が示した判断を受け、ドル相場が上昇、米国債利回りが低下、米株が下落するなど大きな影響が出た。今回の判断を受け、トランプ氏を巡るリスクが高まり、何らかの望ましくない結果につながる恐れがある」と述べた。

スコシアバンク(トロント)のチーフ外為ストラテジスト、ショーン・オズボーン氏は「世界的な財政政策、金融政策を踏まえると、リスク情勢は当面はある程度好意的な状況が続く」との見方を示した。

主要6通貨に対するドル指数<=USD>は一時は96.233と、4週間ぶり低水準を付けたが、午後の取引で0.4%高の96.816。

ユーロは対ドルで0.4%安の1.1279ドル。一時は約1.1371ドルと、1カ月ぶり高値を付けていた。

中国人民元 は対ドルでほぼ横ばいの6.9968元。オフショア市場では6.9808元と4カ月ぶり高値を付けていた。

ドルは対円 で横ばいの107.20円、対スイスフラン で0.3%高の0.9405フラン。

ドル/円 NY終値 107.19/107.2

2

始値 107.34

高値 107.35

安値 107.11

ユーロ/ドル NY終値 1.1281/1.128

5

始値 1.1321

高値 1.1348

安値 1.1281

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