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カナダ、香港国安法巡る対中制裁は現時点で検討せず=関係筋

ロイター / 2020年7月10日 7時37分

 7月9日、カナダ政府筋は、香港国家安全維持法施行を理由にした中国への制裁について、カナダは直ちに発動するための検討は行っておらず、両国間の対立激化は望まない立場を明らかにした。北京で2017年撮影(2020年 ロイター/Fred Dufour)

[オタワ 9日 ロイター] - カナダ政府筋は9日、香港国家安全維持法(国安法)施行を理由にした中国への制裁について、カナダは直ちに発動するための検討は行っておらず、両国間の対立激化は望まない立場を明らかにした。

トルドー首相は先週、中国が香港統制を強化する国安法を施行したことを受け、カナダと香港との犯罪人引き渡し条約を停止し、一部の軍事物資の輸出を禁じた。

関係筋によると、カナダの最大野党・保守党の一部メンバーはトルドー首相に対し、中国政府の当局者に対する制裁発動を求めている。

同筋は「われわれが活用できる選択肢は多数ある」とした上で、制裁については、「現時点で、直ちに実施する検討をしているわけでは必ずしもないが、多くのことが起こり得る」と続けた。

両国関係は、カナダ当局が2018年終盤に米国の要請で中国通信機器大手、華為技術(ファーウェイ) の孟晩舟最高財務責任者(CFO)を逮捕して以来、悪化している。

同筋は香港との犯罪引き渡し条約停止などの措置について問われ、「中国との対立を激化させるつもりはない」と強調。「故意に挑発的な行動を取っているわけではなく、中国が講じた措置に対応しているだけだ」と述べた。

カナダは当面、香港からの移民受け入れ拡大に主眼を置くとみられる。

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