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FRBのバランスシート、7兆ドル割り込む レポ利用ゼロに

ロイター / 2020年7月10日 8時37分

 7月9日、米連邦準備理事会(FRB)のバランスシートが4週連続で縮小し、7兆ドルを割り込んだ。レポファシリティーの利用がゼロとなり、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて高まっていた金融状況の緊張が緩和したことが示された。写真はワシントンのFRB本部。2019年3月撮影(2020年 ロイター/Leah Millis)

[9日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)のバランスシートが4週連続で縮小し、7兆ドルを割り込んだ。レポファシリティーの利用がゼロとなり、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて高まっていた金融状況の緊張が緩和したことが示された。

8日時点のバランスシートは6兆9700億ドルで、前週の7兆0600億ドルから約880億ドル縮小。縮小幅は過去11年余りで最大となった。

レポファシリティーの利用が前週の612億ドルからゼロになったことが主な要因。銀行の利用がゼロとなるのは10カ月ぶり。

ジェフリーズのエコノミスト、トーマス・シモンズ氏とアネタ・マルコウスカ氏は、9日に電子メールで配信したリサーチノートで「ある意味、一つの局面の終わりを示している」と語った。

FRBは銀行の準備金不足を背景にした短期金利の急騰を受け、昨年9月半ばにレポ市場への介入を開始。新型コロナ感染拡大への懸念から金融市場が動揺したことを受け、今年3月に同支援策を強化した。

市場が安定化したことやFRBが米国債と住宅ローン担保証券(MBS)の大規模な買い入れを通じて供給を拡大していることなどから、レポファシリティーの利用はここ数カ月、減少している。

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