米の新型コロナ感染者、世界で初めて1000万人突破=ロイター集計
ロイター / 2020年11月9日 11時41分
[8日 ロイター] - ロイターの集計によると、米国の新型コロナウイルス感染者数が8日、世界で初めて累計1000万人を超えた。全米各地で第3波の感染が拡大している。
世界全体の感染者数は8日、累計5000万人を突破した。
米国の感染者数は過去10日間で約100万人増加。293日前に西部ワシントン州で国内最初の感染者が確認されて以降、最も急速なペースで拡大している。
ロイターの集計によると、1日当たりの新規感染者数は7日に過去最多の13万1420人を記録し、10万人を上回った日は過去7日間で4日あった。
米国の過去7日間の新規感染者は、1日当たり平均10万5600人。少なくとも29%増加しており、アジアで感染者が最多のインドと欧州で最多のフランスの平均感染者の合計を上回っている。
米国での死者は累計23万7000人以上。
ロイターの分析によると、世界全体の1日平均の死者数の11人に1人は米国の患者。
全米の死者数は、8月中旬以降初めて、5日連続で増加。7日の死者は1000人を超えた。
大統領選で勝利した民主党のバイデン前副大統領は、9日に12人からなる新型コロナ対策チームを発表する。ビベック・マーシー元医務総監とデビッド・ケスラー元米食品医薬品局(FDA)長官が同チームを率いる予定。
地域別では、引き続き中西部で感染が拡大している。人口当たりの感染者数が多いのは、ノースダコタ、サウスダコタ、ウィスコンシン、アイオワ、ネブラスカ州。
中西部では、イリノイ州が新たな震源地となっており、過去7日間で6万人以上の感染が報告され、ロイターのデータによると、全米で最多となっている。7日の同州の新規感染者は過去最多の1万2454人。
一方、国内感染者の10%はテキサス州の患者。7日には全米で初めて感染者が100万人を超えた。
ロイターの分析によると、国内感染者の43%近くは南部に集中。感染者は430万人近くに達している。次に感染者が多いのは中西部、西部、北東部と続く。
3万3000人以上が死亡したニューヨークは、死者数が国内で最多。国内死者の約14%を占める。
米国内の感染状況を分析する「COVIDトラッキング・プロジェクト」によると、11月1-7日には約1050万人が新型コロナの検査を受け、6.22%が陽性反応を示した。直前の7日間は6.17%だった。
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