午後3時のドルは103円半ば、アジア株高で円安
ロイター / 2020年11月9日 15時27分
午後3時のドル/円は、前週末ニューヨーク市場の午後5時時点から小幅高の103円半ば。アジア株が軒並み高となったことを受け、円が幅広く売られた。写真は米ドル紙幣、2009年11月撮影(2020年 ロイター/Rick Wilking)
[東京 9日 ロイター] -
ドル/円
午後3時現在 103.53/55 1.1878/82 123.00/04
午前9時現在 103.25/27 1.1890/94 122.78/82
NY午後5時 103.33/38 1.1872/76 122.68/72
午後3時のドル/円は、前週末ニューヨーク市場の午後5時時点から小幅高の103円半ば。アジア株が軒並み高となったことを受け、円が幅広く売られた。
ドルは朝方の安値103.20円を底にじりじりと上昇。日経平均が500円を超える上げ幅となるなど、アジア株や米株先物の上昇を円が売られた。
上げが目立ったのはトルコリラとメキシコペソ。トルコは利上げへの期待感、メキシコは今後の対米関係の緊張緩和見通しが手掛かりとなり、リラは前週末の12.0円付近から12.3円付近へ、ペソは5.00円付近から5.07円付近へ上値を切り上げた。
リスクオンムードに乗って、豪ドルやNZドルも堅調。豪ドルは75円半ばと1カ月ぶり、NZドルは70円半ばと1カ月半ぶり高値をつけた。
「米上院勢力の行方を含め、まだ不透明要因は多いものの、イベントリスクは一巡と見た短期筋が円売りに動いている」(証券)という。
大和証券チーフ為替ストラテジストの今泉光雄氏は「米選挙期間を通じた米国の株高やドル安は結局のところ、米国の過剰流動性がもたらしたもの。カネ余りの下、株式と金利収入が得られる債券は買いたい、というニーズは小さくなかったのだろう」と話している。[nL4N2HV0D7]
(為替マーケットチーム)
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