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米サイバーセキュリティー大手にサイバー攻撃、国家関与か

ロイター / 2020年12月9日 11時10分

 12月8日 米サイバーセキュリティー大手ファイア・アイは米証券取引委員会(SEC)への届け出で、同社が国家主導とみられるサイバー攻撃を受け、顧客のセキュリティー強化のための演習用ハッキングツールが盗まれたと明らかにした。写真はカリフォルニア州ミルピタスにあるファイア・アイのオフィス。2014年12月撮影(2020年 ロイター/Beck Diefenbach)

[8日 ロイター] - 米サイバーセキュリティー大手ファイア・アイは8日、米証券取引委員会(SEC)への届け出で、同社が国家主導とみられるサイバー攻撃を受け、顧客のセキュリティー強化のための演習用ハッキングツールが盗まれたと明らかにした。

同社は米国とその同盟国の政府機関など、安全保障分野で多くの顧客を持つ。

同社の株価は引け後の取引で8%下落した。

ファイア・アイは、過去に見たことのない技術を使った、おそらく国家主導の高度なサイバー攻撃で、ハッキング演習用の「レッドチームツール」が盗まれたと説明した。

同社が最初に攻撃を受けた詳細な時期は不明だが、ある関係者は、同社がここ2週間でユーザーパスワードを再設定していると語った。

ハッカーらはファイア・アイの顧客にも関心があったもよう。

米下院情報特別委員会のシフ委員長は、今回の件についてさらなる情報提供を求める方針を表明。「関連する情報機関に対し、今回の攻撃、それに伴い生じ得る脆弱性、影響を最小化するための措置について、委員会に数日以内に説明するよう要請した」と語った。

これまでにファイア・アイのハッキングツールが使用された形跡や、顧客のデータが盗まれた形跡はない。

だが、米連邦捜査局(FBI)は今回の攻撃の捜査に着手、マイクロソフトも支援に動いている。

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