午後3時のドル104円前半、ユーロとポンドに関心集中
ロイター / 2020年12月9日 15時18分
午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の午後5時時点と変わらずの104円前半。市場の関心は、欧州中央銀行(ECB)理事会を明日に控えたユーロと、欧州連合(EU)離脱協議がヤマ場を迎えている英ポンドに集中した。写真は、2017年4月28日に撮影されたユーロとポンドの紙幣。(2020年 ロイター/Dado Ruvic)
[東京 9日 ロイター] -
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 104.14/16 1.2129/33 126.33/37
午前9時現在 104.13/15 1.2108/12 126.09/13
NY午後5時 104.15/18 1.2101/05 126.06/10
午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の午後5時時点と変わらずの104円前半。市場の関心は、欧州中央銀行(ECB)理事会を明日に控えたユーロと、欧州連合(EU)離脱協議がヤマ場を迎えている英ポンドに集中。ドル/円は小動きだった。
東京市場のドルの取引レンジは、104.10─104.17円と上下わずか7銭。ユーロとポンドの変動が今後大きくなる可能性があり、「ドル/円はこれらの通貨に左右されて主体性のない値動きとなる」(外為アナリスト)との見通しが、売買の手控えにつながっているという。
ユーロは1.21ドル前半で底堅い動き。ドル安地合いは不変であるものの、1.20ドルを超えた水準では通貨高に懸念を示す発言が欧州当局から出やすいとの見方が、買い上がる動きを抑えている。
ポンドは1.33ドル後半で一進一退。交渉の先行きを悲観するニュースで売られ、楽観的なニュースで買われる展開が続いている。ただ、「依然主張に隔たりはあるが、まったく合意のないまま離脱を強行するような可能性はだいぶ低下してきた」(外銀)ことで、下値不安が和らいできたとの指摘も出ていた。
(為替マーケットチーム)
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