ロシアと中国のコロナワクチン、欧州当局への承認申請ない=高官
ロイター / 2020年12月9日 18時52分
12月9日、欧州医薬品庁(EMA)のエグゼクティブディレクター、エマー・クック氏はロシアと中国がEMAに新型コロナウイルスワクチンの承認を申請していないと明らかにした。写真はロシアのワクチン「スプートニクV」。サンクトペテルブルクの研究施設で4日撮影(2020年 ロイター/Anton Vaganov)
[ローマ 9日 ロイター] - 欧州医薬品庁(EMA)のエグゼクティブディレクター、エマー・クック氏はロシアと中国がEMAに新型コロナウイルスワクチンの承認を申請していないと明らかにした。伊紙ラ・リパブリカが9日報じた。
またEMAはワクチンの承認で政治的な圧力を受けていないと強調した。
クック氏は「今のところ(ロシアと中国は)ワクチンの承認を求めていない。申請があればデータを精査する」と語った。
中国当局は中国科興控股生物技術(シノバック・バイオテック)と国有製薬大手、中国医薬集団(シノファーム)が開発した3種類のワクチンの緊急使用を承認した。
ロシアのワクチン「スプートニクV」は国立ガマレヤ研究所が開発し、政府系ファンドであるロシア直接投資基金(RDIF)が販売している。
クック氏はまた米ファイザーやモデルナが開発したワクチンの認可手続きの加速を求める圧力は受けていないと語った。
「もし圧力があるとすればそれは科学的なものだ。市民にとって最善となることをしたいからだ」と述べ、EMAは独立して行動していると説明した。
EMAはファイザーと独ビオンテックが共同開発したワクチンの評価を29日までに、モデルナのワクチンについては1月12日までに完了する予定と述べた。
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