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J&J、EUへの第2四半期ワクチン供給「圧迫」=関係筋

ロイター / 2021年3月10日 1時14分

3月9日、米ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)が欧州連合(EU)に対し、第2・四半期に確約した新型コロナウイルスワクチン供給の達成が「圧迫」されていると伝えていたことが、EU関係筋の話で明らかになった。写真は2月9日撮影(2021年 ロイター/Dado Ruvic)

[ブリュッセル 9日 ロイター] - 米ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)が欧州連合(EU)に対し、第2・四半期に確約した新型コロナウイルスワクチン供給の達成が「圧迫」されていると伝えていたことが、EU関係筋の話で明らかになった。

J&Jのコロナワクチンは1回接種型。同社はEUに対し第2・四半期中に5500万回分を供給すると確約している。

これについてJ&Jとの交渉に直接関与しているEU関係筋は匿名を条件にロイターに対し、J&Jが先週、ワクチンの原材料などの調達を巡る問題でこの確約達成が「圧迫されている」と伝えてきたと明らかにした。達成が不可能になったわけではないとしながらも、慎重に対応する必要があるとの見方を示したという。

EU当局はJ&J製ワクチンの使用を今月11日に承認する見通し。当局者は、4月にも出荷が始まるとしている。

J&JはEUに対し年内に2億回分を供給すると確約。声明で「合意に基づき、EUに対する2億回分の供給を第2・四半期に開始する」としたが、第2・四半期中の供給の遅延の可能性については言及しなかった。

欧州委員会の報道官はJ&Jの供給日程についてコメントを控えた。

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