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ドル下落、米債利回り上昇一服で インフレ指標・国債入札に注目=NY市場

ロイター / 2021年3月10日 7時40分

3月9日、 ニューヨーク外為市場ではドルが下落。米債利回りの上昇が一服する中、ドルが売られ、英ポンドや豪ドル、ニュージランドドルなどの高リスク通貨が選好された。写真は2011年2月撮影(2021年 ロイター/Lee Jae-Won)

[ニューヨーク 9日 ロイター] - ニューヨーク外為市場ではドルが下落。米債利回りの上昇が一服する中、ドルが売られ、英ポンドや豪ドル、ニュージランドドルなどの高リスク通貨が選好された。

週内に予定される米消費者物価指数(CPI)などのインフレ指標発表や米10年・30年債入札に加え、来週開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)が注目されている。

終盤の取引でドル指数は0.46%安の91.95。オーバーナイト取引では3カ月半ぶり高値となる92.506を付けていた。

豪ドルは0.9%高の0.7718米ドル、NZドルも0.65%高の0.7174米ドル。

ユーロ/ドルは0.47%高の1.19035ドル、ポンド/ドルも0.58%高の1.3901ドル。

米債券市場では指標10年債利回りが1.544%と、前日の1.613%から低下した。

イエレン米財務長官は8日、バイデン大統領が掲げる1兆9000億ドル規模の新型コロナウイルス追加経済対策案が「非常に力強い」米景気回復を促進させる十分なリソースを提供するとの見解を示した。

ウエスタンユニオン・ビジネスソリューションズのシニア市場アナリスト、ジョー・マニンボ氏は「イエレン長官がインフレ高進の可能性を重要視しない考えを示したことで安心感が広がり、米債利回りの上昇は幾分落ち着いた」と述べた。

しかし、今週は10年債を含む総額1200億ドルの国債入札が実施されることを踏まえ、米債利回りが再び上昇する可能性があるとの見方も根強い。バノックバーン・グローバル・フォレックスのチーフ市場ストラテジスト、マーク・チャンドラー氏は「市場の乱高下が終わったとは確信していない」と述べた。

経済協力開発機構(OECD)は9日、世界の経済成長率予測を今年5.6%、来年4.0%に上方修正した。新型コロナワクチン接種の進展や、米国の大規模な追加経済対策を理由に挙げた。

*内容を追加しました。

ドル/円 NY終値 108.46/108.49

始値 108.77

高値 108.97

安値 108.42

ユーロ/ドル NY終値 1.1898/1.1902

始値 1.1903

高値 1.1908

安値 1.1882

(表はリフィニティブデータに基づいています)

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