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NY外為市場=ドル下落、米債利回り低下に追随 ECB決定受けユーロ上昇

ロイター / 2021年9月10日 6時2分

ニューヨーク外為市場ではドルが下落。米債券利回りの低下に追随した。一方、欧州中央銀行(ECB)が資産購入ペースを小幅縮小するという決定を受け、ユーロは上昇した。写真は2009年11月撮影(2021年 ロイター/Rick Wilking)

[ニューヨーク 9日 ロイター] - ニューヨーク外為市場ではドルが下落。米債券利回りの低下に追随した。一方、欧州中央銀行(ECB)が資産購入ペースを小幅縮小するという決定を受け、ユーロは上昇した。

米債券市場では、9日行われた30年債入札が旺盛な需要を集め、今週実施された総額1200億ドルの国債入札を締めくくったことを受け、期間が長めの国債利回りが低下した。

終盤の取引で、主要6通貨に対するドル指数は0.23%安の92.47。しかし、先週末に付けた1カ月ぶりの安値である91.94は依然上回っている。

市場では、米連邦準備理事会(FRB)の量的緩和の縮小(テーパリング)開始時期が注目される。

シカゴ地区連銀のエバンス総裁は9日、米経済は力強い成長が見られるものの、サプライチェーン(供給網)や労働市場のボトルネックなどの課題が残っているとし、一年前よりは良好な状態だが「まだ危機を脱したわけではない」と述べた。

一方、ボウマンFRB理事は、8月の雇用統計が弱めとなったものの、入手可能な経済指標はなお心強い内容だとした上で、年内にテーパリングが始まる公算が大きいという考えを示した。

朝方発表された9月4日までの1週間の新規失業保険申請件数(季節調整済み)は31万件と、前週から3万5000件減少し、昨年3月中旬以来、約1年半ぶりの低水準となった。

ユーロ/ドルは0.11%高の1.1828ドル。

ECBは9日の理事会で、新型コロナ対応の債券買い入れプログラムの買い入れ規模縮小を決定。現行の1兆8500億ユーロ規模のパンデミック緊急購入プログラム(PEPP)の買い入れ規模を前2四半期の月間800億ユーロから小幅縮小すると発表した。

TDセキュリティーズのアナリストは「ECBが今後、『小幅』な縮小をどのように定義するかが注目される」と指摘した。

暗号資産(仮想通貨)のビットコインは1.28%高の4万6680ドル。

ドル/円 NY終値 109.70/109.73

始値 109.90

高値 109.95

安値 109.63

ユーロ/ドル NY終値 1.1825/1.1827

始値 1.1830

高値 1.1841

安値 1.1806

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