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EU、温室効果ガスの国別削減目標で合意 富裕度で分担に差

ロイター / 2022年11月9日 19時49分

 欧州連合(EU)は、農業・建物・輸送部門などの温室効果ガスの排出について、2030年までの国別の削減目標を設定する法令で合意に達した。写真はEUの旗。ブリュッセルで6月撮影(2022年 ロイター/Yves Herman)

[ブリュッセル 9日 ロイター] - 欧州連合(EU)は、農業・建物・輸送部門などの温室効果ガスの排出について、2030年までの国別の削減目標を設定する法令で合意に達した。

法令の名称は「努力分担規則(ESR)」。欧州議会とEU加盟国代表で構成する欧州理事会の交渉担当者が8日遅くに合意に達した。

具体的には、道路輸送、国内海上輸送、建物の暖房、農業、小規模産業設備、廃棄物管理から生じる温室効果ガスの排出削減について、国別の目標を設定する。

こうした部門はEUの温室効果ガス排出量の約60%を占めており、ESRを通じて排出量を30年までに05年比で40%減らす。

全加盟国が公正な分担で目標達成に貢献する仕組みになっており、デンマーク、フィンランド、ドイツ、ルクセンブルク、スウェーデンなど富裕国は50%の削減、ブルガリアは10%の削減を求められる。

ESRの発効には、欧州議会と欧州理事会の承認が必要。交渉担当者が合意に達したため、通例は承認される。

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