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ドイツ、議会の警備見直し機運 国家転覆未遂受け

ロイター / 2022年12月9日 18時14分

 ドイツで国家転覆を計画していたとして極右団体のメンバーらが拘束されたことを受け、連邦議会(下院)の警備態勢の検証を求める声が議員から相次いでいる。写真はベルリンで4月撮影(2022年 ロイター/Lisi Niesner)

[ベルリン 9日 ロイター] - ドイツで国家転覆を計画していたとして極右団体のメンバーらが拘束されたことを受け、連邦議会(下院)の警備態勢の検証を求める声が議員から相次いでいる。

検察当局によると、身柄を拘束された者の中には極右政党、ドイツのための選択肢(AfD)の元議員が含まれている。

情報機関を監督する議会委員会のコンスタンティン・フォンノッツ委員長(緑の党)は、議会の警備体制は「憲法の敵」が議員に選ばれるために作られているのではないとし、「民主的な議員の日常生活を妨げることなく、連邦議会の警備の概念を高めなければならない」と国内メディア、RNDに語った。

AfDは極右団体の取り組みを非難し、事態を迅速かつ完全に解明する当局の能力に信頼を示している。

社会民主党のセバスチャン・ハルトマン議員は、メディアグループ、フンケに「議会下院はセキュリティ-の概念も見直すべきだ。個人的には安全だと感じているが、その確信は無限ではない」と述べた。

連邦議会のカトリン・ゲリンク・エカルト副議長は、フンケに「連邦議会にどのようなセキュリティ-対策が必要なのか、慎重に検討していく」と述べた。

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