米FRB、追加利上げが適切になる見通し=ボウマン理事
ロイター / 2023年10月9日 12時5分
ボウマン米FRB理事は7日、インフレ押し下げに向けた取り組みが進展しているものの、依然としてインフレ率は高すぎると改めて指摘し、FRBは金融政策のさらなる引き締めが必要になるという見通しを示した。2019年2月撮影(2023年 ロイター/Ann Saphir)
[7日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)のボウマン理事は7日、インフレ押し下げに向けた取り組みが進展しているものの、依然としてインフレ率は高すぎると改めて指摘し、FRBは金融政策のさらなる引き締めが必要になるという見通しを示した。
講演の準備原稿で「FRBがインフレ率を2%の目標に適時に戻すためには金利をさらに引き上げ、しばらくの間は制約的な水準に維持することが適切になる見通しだ」と述べた。
「入手されるデータで、インフレの進展が停滞したり、インフレ率を適時に2%に低下させる過程が緩慢すぎることが示されれば、今後の会合でフェデラル・ファンド(FF)金利(の誘導目標)引き上げを支持することに依然として前向きだ」と語った。
ボウマン氏の発言は2日の講演で述べた内容とおおむね同じだった。
6日発表された9月の米雇用統計は、非農業部門雇用者数が市場予想の倍近くの伸びとなった。7・8月分の雇用者数も上方改定された。
FRB当局者で最もタカ派的な一人とされるボウマン氏は最新の雇用統計について、堅調な雇用の伸びを反映していると指摘した。
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