中国、フィリピンの南シナ海での「挑発行為」に警告

中国外務省は９日、フィリピンによる南シナ海のセカンド・トーマス礁（フィリピン名アユンギン礁、中国名仁愛礁）でのさらなる「挑発行為」は中国の領土主権を侵害し、国際法に違反し、地域の平和と安定を乱すと警告した。２０１４年３月撮影（２０２３年　ロイター/Erik De Castro/File Photo）

[北京 ９日 ロイター] - 中国外務省は９日、フィリピンによる南シナ海のセカンド・トーマス礁（フィリピン名アユンギン礁、中国名仁愛礁）でのさらなる「挑発行為」は中国の領土主権を侵害し、国際法に違反し、地域の平和と安定を乱すと警告した。

声明で、フィリピンの領土は一連の国際条約によって定義されており、この環礁はフィリピンの領土の一部であったことは一度もないと強調。「フィリピンはフィリピン領土に比較的近いという理由で仁愛礁の領有権を主張する法的根拠をまったく持っていない」とした。

その上で、フィリピンは海上での「挑発行為」と「トラブルの発生」を停止する必要があるとし、中国は領土主権と海洋権益を断固として守るために必要な措置を引き続き実施するとした。