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雇用拡大は好ましい、インフレ2%達成と整合的なら=FRB副議長

ロイター / 2023年10月10日 4時57分

米連邦準備理事会(FRB)のジェファーソン副議長は9日、需要の鎮静化と労働供給の改善を背景にした雇用の拡大は「良いこと」であり、耐性のある労働市場が予想以上に個人消費の好調さにつながっていると述べた。ダラスで撮影(2023年 ロイター/Ann Saphir)

[ダラス 9日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)のジェファーソン副議長は9日、需要の鎮静化と労働供給の改善を背景にした雇用の拡大は「良いこと」であり、耐性のある労働市場が予想以上に個人消費の好調さにつながっていると述べた。

副議長は「われわれは、労働市場におけるこのプロセスが秩序だったものであり、インフレ率2%への道筋と整合的であることを望んでいる」と述べた。

その上で、現在の長期金利の上昇は、力強い成長への期待を反映している可能性があると指摘。投資家は経済の耐性を見て、FRBが政策金利を予想以上に長く維持する必要があると感じたからかもしれないとした。

経済が均衡を取り戻すまで、長期的な中立金利がどの程度なのか、はっきりとは分からないとも述べた。

政策金利のさらなる引き上げが正当化されるか否かを判断する際には「引き締めが十分でなかったというリスクと、政策が制約的になりすぎたというリスクとのバランスを取らなければならない」としながらも、慎重に進めることが可能との見解を示した。

また、副議長は市場金利の上昇と社債の借り換えなどに対する金融政策の遅効性が、再利上げの必要性を決定する上で果たす影響力を強調。「実質利回りの上昇は、投資家のリスクや不確実性に対する考え方の変化から生じる可能性があることも念頭に置いている。債券利回りの上昇を通じた金融環境の引き締まりを認識し続け、今後の政策の道筋を見極める際に念頭に置いておく」と述べた。

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