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ガザで病気まん延の「憂慮すべき傾向」高まる、WHOが警告

ロイター / 2023年11月9日 10時28分

世界保健機関(WHO)は、パレスチナ自治区ガザにおいて、保健システムや清潔な水の利用が途絶え、病気がまん延する恐れが高まっていると警鐘を鳴らした。写真は、ガザ地区のがれきの上に立つイスラエル兵。2023年11月8日に撮影。(2023年 ロイター/Ronen Zvulun )

[ジュネーブ 8日 ロイター] - 世界保健機関(WHO)は8日、パレスチナ自治区ガザにおいて、イスラエル軍の空爆によって保健システムや清潔な水の利用が途絶え、人々が避難所に押し寄せることで、病気がまん延する恐れが高まっていると警鐘を鳴らした。こうした憂慮すべき傾向の一部は既に表れているという。

また燃料不足により海水淡水化プラントが停止し、過密状態のガザで下痢などの細菌感染症が広がるリスクが高まっている。

ガザへの食糧、水、医薬品の供給は非常に限られており、国連や人道支援団体の要請にもかかわらず、イスラエルはイスラム組織ハマスによる流用の懸念を理由に燃料の搬入を拒否している。

WHOによると、10月半ば以降に3万3551人以上が下痢になっており、その大半が5歳未満の子どもとされる。2021と22年に下痢にかかったこの年齢層の子どもは月平均2000人だった。

WHOは医療施設が基本的な感染予防策を維持することは「ほぼ不可能」で、外傷、手術、出産に伴う感染リスクが強まっていると指摘した。また定期的な予防接種の中断や伝染病治療向けの医薬品の不足が病気のまん延を加速させる恐れをさらに高めていると警告した。

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