中国10月CPI、予想以上に下落 PPI13カ月連続マイナス
ロイター / 2023年11月9日 12時58分
11月9日、中国国家統計局が発表した10月の物価統計は、消費者物価指数(CPI)が下落に転じ、生産者物価もデフレ圧力が続いた。写真は食料品を求め買い物客。北京で8月撮影(2023年 ロイター/Tingshu Wang)
[北京 9日 ロイター] - 中国国家統計局が9日発表した10月の物価統計は、消費者物価指数(CPI)が下落に転じ、生産者物価もデフレ圧力が続いた。
CPIは前年比0.2%下落し、市場予想(0.1%下落)より大幅なマイナスとなった。9月は横ばいだった。
豚肉が供給過剰や需要低迷を背景に30.1%下落し、マイナス幅が9月の22%から拡大したことなどが響いた。
CPIは前月比でも0.1%下落。9月は0.2%上昇していた。
食品と燃料を除いた前年比のコアインフレ率は0.6%で、9月の0.8%から鈍化した。
生産者物価指数(PPI)は前年比2.6%下落し、13カ月連続のマイナスとなった。市場予想は2.7%下落、9月は2.5%下落だった。
ジョーンズ・ラング・ラサールのチーフエコノミスト、ブルース・パン氏は「依然として中国の政策立案者にとっての課題は、需要が低迷する中で持続的なディスインフレと闘うことだ。企業信頼感や家計支出を脅かしかねないインフレ期待の下振れを防ぐには、適切な政策ミックスとさらなる支援措置が必要だ」と指摘した。
当局は繰り返しリスクを軽視してきた。統計局幹部は8月、「中国にデフレはなく、今後もデフレはない」と述べた。
格付け会社ムーディーズは9日、「2023年の中国経済は当局の目標通り5.0%成長し、24年と25年は4.0%成長する」との予想を示した。ただ、「構造的な要因から中国のトレンド成長には下振れリスクがあると見ている」とも指摘した。
この記事に関連するニュース
ランキング
-
1セルフレジで客が減る? 欧米で「セルフレジ撤去」の動き、日本はどう捉えるべきか
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年7月18日 8時10分
-
2電話番号案内104終了へ NTT東西、利用者激減で
共同通信 / 2024年7月18日 21時35分
-
3東証、一時1000円近く下落 円高進行で輸出関連に売り
共同通信 / 2024年7月18日 11時58分
-
4「レイバン」メーカー、人気ブランド「シュプリーム」を15億ドルで買収
ロイター / 2024年7月18日 8時34分
-
5申請を忘れると年金200万円の損…荻原博子「もらえるものはとことんもらう」ための賢者の知恵
プレジデントオンライン / 2024年7月17日 8時15分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)