日中首脳会談、ＡＰＥＣの機会を含め何ら決まってない＝官房長官

　１１月９日、松野博一官房長官（写真）は午前の会見で、日中両政府が来週開かれるアジア太平洋経済協力会議（ＡＰＥＣ）首脳会議に合わせ首脳会談を行う方向で検討に入ったとの報道について「ＡＰＥＣの機会を含め、現時点で何ら決まっていない」と語った。写真は都内で２０２１年１０月撮影（２０２３年　ロイター／Kim Kyung-Hoon）

Hitoshi Ishida

［東京　９日　ロイター］ - 松野博一官房長官は９日午前の会見で、日中両政府が来週開かれるアジア太平洋経済協力会議（ＡＰＥＣ）首脳会議に合わせ首脳会談を行う方向で検討に入ったとの報道について「ＡＰＥＣの機会を含め、現時点で何ら決まっていない」と語った。

松野官房長官は日中関係について、対話を重ね、建設的かつ安定的な関係の構築を双方の努力で進めていくという方針のもと「あらゆるレベルで意思疎通を図っていきたい」とした。

岸田文雄首相が年内の衆院解散を見送る意向を固めたとの報道に関しては「解散は首相の専権事項だ」とした上で、まずは経済対策に取り組むとした首相の発言を踏まえ「首相が述べたことに尽きる」と述べるにとどめた。

一部週刊誌で神田憲次財務副大臣の税金滞納疑惑が伝えられたことについては「必要に応じて、政治家としての責任において適切に説明することが重要と考えている」と語った。