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TOPIX採用企業の今期予想10.5%増 円安寄与し過去最高ペース=SMBC日興集計

ロイター / 2023年11月9日 15時8分

 11月9日、SMBC日興証券の集計によると、TOPIXを構成する3月決算企業の2024年3月期の通期純利益予想は、前年比10.5%増の46兆0234億円と、過去最高を更新するペースとなっている。写真は2020年6月、都内で撮影(2023年 ロイター/Issei Kato)

Noriyuki Hirata

[東京 9日 ロイター] - SMBC日興証券の集計によると、TOPIXを構成する3月決算企業の2024年3月期の通期純利益予想は、前年比10.5%増の46兆0234億円と、過去最高を更新するペースとなっている。輸出関連企業を中心に、円安による業績押し上げが見込まれる。

8日までの発表分(819社、開示率57.1%)に、今後発表する企業の従来予想を加味して試算した。内訳は、製造業が同14.2%増の一方、非製造業は同3.2%減となっている。

業種別では、輸送用機器の円安による利益押し上げが目立つ。電気機器は中国景気減速の影響がみられるが、7─9月をボトムに回復に向かうとSMBC日興ではみている。運賃市況の低下が見込まれる海運は大幅にマイナスの予想となっている。一方、電気・ガスは電気料金値上げなどで黒字転換。空運や陸運は堅調で、コロナ禍からの経済正常化の寄与がうかがえる。

純利益ベースの会社予想でこれまでに上方修正を発表したのは229社で、下方修正は105社。上方修正の比率は28%となり、通例の2割程度と比べても高い水準。円安の影響が大きいとみられる。先行きドル/円で145円、ユーロ/円で155円へと円高になるようなら、来期のアナリスト予想が切り下がる可能性があるという。

2023年4―9月期実績の純利益は12.2%増で、金融を除けば11.8%増。製造業、非製造業ともに11.8%増。円安や経済正常化が寄与した。

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