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日経平均は反発、自律反発狙いの買いで 一時550円超高

ロイター / 2023年11月9日 15時24分

 11月9日、東京株式市場で日経平均は、前営業日比479円98銭高の3万2646円46銭と、反発して取引を終えた。写真は2011年3月、都内で撮影(2023年 ロイター/Toru Hanai)

Hiroko Hamada

[東京 9日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は、前営業日比479円98銭高の3万2646円46銭と、反発して取引を終えた。前日までの続落を受けて、自律反発狙いの買いが優勢となった。主力株や指数寄与度の大きい銘柄が堅調に推移し、上げ幅は一時550円を超える場面もあった。

日経平均は前営業日比149円高でスタート。寄り付き後は伸び悩む場面もあったが、次第に上げ幅を広げ、後場中盤には一時550円高の3万2723円71銭の高値を付けた。前場はプライム市場の5割程度が値上がりしていたが、後場終盤にかけては8割近くが上昇するなど、物色が広がった。

指数寄与度の大きい半導体関連や電子部品などハイテク銘柄の上げが目立ったほか、主力株もしっかりだった。為替の円安基調を受けて輸出株も買われた。市場では「足元ではバリュー株から大型株へ資金が流れている」(国内証券・アナリスト)との声が聞かれ、相場を支えているという。

GCIアセットマネジメントのポートフォリオマネージャー・池田隆政氏は、足元の株高基調について「先物主導で買い上がってきているようだ」と指摘する。今後の日本株については海外勢の売買動向に左右されるのではないか、という。池田氏は「6月をピークに外国人投資家の買いが一巡しているが、年明けには海外勢の買いも戻りやすいだろう」とみており、日経平均の年初来高値は年明け以降になるのではないか、と話した。

TOPIXは1.26%高の2335.12ポイントで取引を終了。東証プライム市場の売買代金は4兆0443億9900万円と、商いが膨らんだ。東証33業種では、サービス、非鉄金属以外の31業種が値上がり。その他製品、石油・石炭製品、鉱業などの上昇が目立った。

個別では、前日に決算を発表したシャープが10.5%安と大幅下落した。ハイテク銘柄の一角が買われ、東京エレクトロンが2.7%高、TDKが1.8%高で推移。主力のトヨタ自動車が2.1%高、任天堂は5.5%高だった。

プライム市場の騰落数は、値上がり1285銘柄(77%)に対し、値下がりが332銘柄(20%)、変わらずが42銘柄(2%)だった。

終値 前日比 寄り付き    安値/高値  

日経平均 32646.46 +479.98 32316.39 32,193.20─

32,723.71

TOPIX 2335.12 +29.17 2312.00 2,300.60─2

,340.27

プライム市場指数 1201.78 +15.02 1190.45 1,184.07─1

,204.43

スタンダード市場指数 1122.34 +5.20 1117.34 1,115.30─1

,123.61

グロース市場指数 884.03 +2.21 881.68 873.81─885

.31

グロース250指数 692.00 +2.55 689.38 683.05─693

.36

東証出来高(万株) 167837 東証売買代金(億円 40443.99

)

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