中国の電子商取引大手、環境・気候対応が不十分＝グリーンピース

　１１月９日　環境保護団体グリーンピースは９日、中国の主要電子商取引プラットフォームによる環境・気候変動への取り組みが不十分とする報告書を公表した。写真は拼多多のロゴで、１０月２５日に撮影（２０２３年　ロイター／Florence Lo）

[シンガポール ９日 ロイター] - 環境保護団体グリーンピースは９日、中国の主要電子商取引プラットフォームによる環境・気候変動への取り組みが不十分とする報告書を公表した。

大手６社をランク付けし、ネット通販の拼多多（ピンドゥオドゥオ）が「まったく進展がない」最悪の結果だったと指摘。同社は気候変動、廃棄物、危険な化学物質、生物多様性といった問題に対する戦略を策定していないとしてマイナス評価となった。

また、６社の中で唯一、違法な動植物取引を禁止する措置を実行していなかったという。

同社からは今のところコメントを得られていない。

報告書によると、動画投稿アプリを運営する快手と抖音はいずれも対策を講じたが、８月下旬時点では禁止されている商品がまだプラットフォーム上で入手可能だった。

快手、抖音側からはコメントを得られなかった。

グリーンピースは、アリババが最も優れた企業であり、６社の中で唯一、プラットフォーム上でユーザーや企業を通じて気候変動に対処する戦略を持っていると指摘した。

アリババからは今のところコメントを得られていない。