ファッションブランド、バングラデシュ製品仕入れ価格引き上げへ

１０００以上のブランドを代表する米拠点の業界団体「アメリカン・アパレル＆フットウエア協会（ＡＡＦＡ）」は、Ｈ＆Ｍやギャップなどがバングラデシュ製衣料品の仕入れ価格引き上げを約束したと明らかにした。写真はダッカの工場で２０２１年８月撮影（２０２３年　ロイター／Mohammad Ponir Hossain）

Krishna N. Das

[ニューデリー ９日 ロイター] - １０００以上のブランドを代表する米拠点の業界団体「アメリカン・アパレル＆フットウエア協会（ＡＡＦＡ）」は、Ｈ＆Ｍやギャップなどがバングラデシュ製衣料品の仕入れ価格引き上げを約束したと明らかにした。現地工場が労働者の賃上げに対応できるようにする。

バングラデシュ政府は今週、警察と工場労働者の衝突で死者も出た抗議デモを受け、１２月から最低月給を約６０％引き上げ、１万２５００タカ（１１３ドル）にすることを義務付けた。賃上げは５年ぶり。

賃上げで工場のコストは５─６％上昇すると見込まれている。

ＡＡＦＡのチーフエグゼクティブ、スティーブン・ラマ―氏は、コスト上昇分について仕入れ価格を引き上げるかとのロイターの質問に「もちろんだ」と答えた。