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英中銀、インフレ抑制へ政策金利の維持重要=チーフエコノミスト

ロイター / 2023年11月9日 23時22分

イングランド銀行(英中央銀行)のチーフエコノミスト、ヒュー・ピル氏は9日、長期にわたって制約的な金融政策スタンスを維持する必要があると予想しているが、金利の先行きについて確約はできないと述べた。9月撮影。(2023年 ロイター/Suzanne Plunkett/File Photo)

[ロンドン 9日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行)のチーフエコノミスト、ヒュー・ピル氏は9日、インフレ抑制には金利を現在の水準に維持することが不可欠とし、来年の利下げの可能性について言及した週初からトーンを変えた。

金利の先行きについて約束はできないとも述べた。

同氏はイングランド・ウェールズ勅許会計士協会で講演し現在の政策金利5.25%に示されている制約的な金融政策を「今後長期にわたって維持する必要がある」と述べた。

ピル氏は、さらなる利上げが必要だとは考えていないとしながらも、インフレ率が目標に戻るという中銀予想は、先週の決定会合前に金利が高止まりするという市場の想定に基づいたものと語った。

また、金融政策の見通しに関する中央銀行のコメントについて、可能性というよりも確約の表明と考えるのは間違っていると指摘。

その上で「われわれは事前に約束はせず、状況に対応する。会合ごとにあらゆる状況を検討する。中東情勢が現時点で明らかな注目要因である理由は明確だと思う」と述べた。

中銀は先週、政策金利を15年ぶり高水準となる5.25%に据え置き、金利は当面高止まりするとの見方を示したが、ピル氏は6日、金融市場が来年8月の利下げ開始を織り込んでいることについて「全く見当違いという感じはしない。少なくとも私にはそう思える」と述べていた。

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