米ＧＭ、「シボレー・マリブ」生産終了へ ＥＶに注力

５月８日、米自動車大手ゼネラル・モーターズ（ＧＭ）はガソリン車「シボレー・マリブ」の生産を今年１１月に終了すると発表した。生産能力を電気自動車（ＥＶ）の新型車に振り向ける。写真は２０１６年モデル。２０１６年１月撮影（２０２４年　ロイター/Gary Cameron）

David Shepardson

[８日 ロイター] - 米自動車大手ゼネラル・モーターズ（ＧＭ）は８日、ガソリン車「シボレー・マリブ」の生産を今年１１月に終了すると発表した。生産能力を電気自動車（ＥＶ）の新型車に振り向ける。

マリブは１９６４年以来、全世界で１０００万台以上を販売。ＧＭはＥＶ「シボレー・ボルト」の次期モデルを生産するため、カンザス州の工場に３億９０００万ドルを投じている。ボルトの現行モデルは昨年１２月に生産を終了した。

ＧＭは近年、乗用車の生産を減らし、クロスオーバー車とスポーツ用多目的車（ＳＵＶ）の品ぞろえを拡大しつつある。マリブは、高級スポーツ車「コルベット」を除けば、シボレー・ブランドで米国内で販売されている最後の乗用車となる。