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独メルセデス、米アラバマ工場のUAW加入を妨害せずと表明

ロイター / 2024年5月9日 14時1分

 5月8日、ドイツのメルセデス・ベンツは、米アラバマ州工場で従業員の全米自動車労組(UAW)への加入を阻止しようとしているとの主張を否定した。アラバマの電池工場、2022年撮影(2024年 ロイター/Elijah Nouvelage)

[ベルリン 8日 ロイター] - ドイツの高級車メーカー、メルセデス・ベンツは8日、米アラバマ州工場で従業員の全米自動車労組(UAW)への加入を阻止しようとしているとの主張を否定した。

UAWによると、メルセデスのアラバマ州工場と近くの電池工場は来週、従業員約5000人が組合加入の是非を問う投票を実施する。

メルセデスの取締役、レナータ・ユンゴ・ブリュンガー氏は年次株主総会で「従業員の労働組合加入の決定を尊重するとともに、投票過程を監視し、全ての従業員に無記名投票の機会が与えられるようにする」と述べた。

アラバマ州での投票は13日に開始され、最終結果は17日に判明する予定。

UAW加入が認められれば、メルセデスはドイツ自動車大手フォルクスワーゲン(VW)のテネシー州工場に続き、この1カ月間に米南部でUAWに加入する2番目の自動車メーカーとなる。VWのテネシー州工場で4月下旬に行なわれた投票では従業員の73%が加入に賛成票を投じた。

UAWと労働問題の研究者らは、メルセデスは組合加入に向けた取り組みにVWよりも激しく抵抗しており、組合承認はより難しくなる可能性があると指摘している。

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