バイデン氏「どこにも行かない」、大統領戦撤退を改めて否定
ロイター / 2024年7月9日 9時43分
バイデン米大統領(写真)は8日、11月の米大統領選における民主党候補として自身が平均的な有権者からなお望まれていると確信しているとし、大統領選から撤退しないと表明した。5日撮影(2024年 ロイター/Nathan Howard)
Andrea Shalal David Morgan
[ワシントン 8日 ロイター] - バイデン米大統領は8日、11月の米大統領選での再選に向け選挙戦を継続すると表明し、大統領選からの撤退を改めて否定した。
MSNBC番組のインタビューで「私はどこにも行かない」と述べ、撤退を求める者は8月の民主党候補を指名する同党の全国大会で「私に挑戦すればいい」と語った。
主要な報道機関や評論家からの撤退を求める声については「気にしない」とし、自身が「トランプ氏に勝てる最善の候補者だと絶対的に信じていなかったら、出馬していない」と強調した。
バイデン氏はまた、民主党所属の連邦議会議員に書簡を送り、懸念されているのは認識しているが、今は団結すべき時だと主張。「今後どのように進むべきかという問題は、すでに1週間以上にわたって議論されてきた。そして、それを終わらせる時が来た。われわれの仕事は一つ。それはトランプ氏を倒すことだ」と強調した。
上院民主党のディック・ダービン議員は記者団に対し、バイデン氏の立候補について「当然のことながら、今週徹底的に議論される」と指摘。様々な見解を持つ十数人の議員と話をしたと語った。
下院民主党のアダム・スミス議員はCNNで「トランプ氏に勝つためには別の選択肢が必要だ」と述べた。
民主党のジョー・モレル議員は記者団に対し「より大きな問題は、討論会でのパフォーマンスから生じた懸念をバイデン氏がどう払拭するかだ」とした。
バイデン氏の討論会での精彩を欠くパフォーマンスから、ろれつが回らなかったり動作が遅くなったりするパーキンソン病などの神経疾患を患っているのではないかとの疑問も浮上している。
ただ、ホワイトハウスのジャンピエール報道官は8日、バイデン大統領はパーキンソン病の治療を受けていないと述べ、パーキンソン病を専門とする医師が過去1年間にホワイトハウスを8回訪問していたとの報道を否定した。
ロイター/イプソスが先週実施した世論調査では、 民主党登録有権者の3人に1人がバイデン氏は選挙戦から撤退すべきだと回答した。また、民主党の回答者の59%がバイデン氏は公職に就くには高齢過ぎると答えた。
*システムの都合で再送します。
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